"そこ"から這い上がるブログ

プログラミングと電子工作が趣味でそこら辺のことを備忘録的に書きつつ這い上がっていこうといったブログ。そこ這い。

Unity2017.1から2017.2への移行(一例)

Vuforiaを2017.1で使おうとしたらなーんかうまく動かなかったので、何とか移行したことを備忘録としてまとめてみます。おそらく環境によってはそもそもVuforiaが動かないなんてこと自体発生しなそうなので、あくまで一例ということで……

元環境
Unity 2017.1.0p4
MRTK v1.2017.1.0

移行環境
Unity 2017.2.0f3
MRTK v1.2017.2.0

 

準備
Unityのインストールをします。
このときインストール先のフォルダの名前を”Unity”のままにしていると元々入っているUnityを上書きしてしまうので、フォルダ名を変えておきます。今回は"Unity20172"としました。

 

移行
・まずはプロジェクトのバックアップ
・入っていたVuforia関連のファイルを削除
―――ここから2017.2―――
・プロジェクトを開く、ここで500をこえるエラー
・とりあえずMRTKのunitypackageを入れる。大体は同じものなので、違う部分の更新をする感じ(全チェックでinstall)←やっぱよくなかった追記参照
・Unity再起動。ここでエラーが数個に減る。
・どうやらエラーが出ているのはAssets/HoloToolkit/Input/Scripts/InputSources/EditorHandsInput.csの様、これはMRTK v1.2017.2.0には含まれていないスクリプトだったので削除。エラーが出てないだけで他にも余計なスクリプトが大量に含まれていそうだけども目をつぶります。
・ここでひとまずエラーは消えたのでビルド。UnityはできてもUWPの方のビルドで失敗する。どうやらビルド先のフォルダ名を”UWP”にしているのに”App”をビルドしようとしている……そもそもこれはAppだったりUWPだったりフォルダ名を付けている自分が悪い……とりあえずAppもUWPもフォルダを消して再度ビルド
・ビルド成功いぇー

 

完全に環境依存がある感じの流れですが、こんな感じで移行ができました。
そもそも先にMRTKを消しておくべきだったなと思いました。まる。

 

追記
Vuforiaが上手く動きませんでした……Webカメラは起動しているのにGameビューが真っ暗なまま……
原因はVuforiaのバージョンにありました。
もともと前のVuforiaを入れていたプロジェクトだったためVuforiaのバージョンが6.2になっていました。(それを避けるためにVuforia関連のファイルは消したつもりでしたが、Unityエディタからの検索では見れない部分にあったようです)

Migrate Unity Project from Vuforia 6.2 to 6.5を参考に今度こそVuforia関連のファイルを削除
これでバージョンアップにも成功し、無事Vuforia起動。ふぃー

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更に追記
MRTK公式にバージョンアップするときは前のMRTKは消してから入れようって書いてあったし、案の状前のMRTKが残ってたことでエラーが出たので、先に古いMRTKは消してから新しいのをインポートしましょう。